暁の空来

時間が許す限り楽しい事が書ければそれで良いかと?

全国やっちゃ場巡り デコトラ「アイリン丸」

全国やっちゃ場巡り デコトラ「アイリン丸」

注意事項

※※当ブログは素人の創作ブログです。誤字、脱字や物語の展開に不備があるかもしれませんが、ご理解ください。※※

キャラクター
アイリン:ユカリンの姉 デコトラ転がす姫猫ドラ

ユカリン:アイリンの妹 デコトラ転がす姫猫ドラ 一級整備士資格

登場車両
アイリン丸:絢爛豪華な11トンの冷蔵デコトラ
ユカ丸  :絢爛豪華な11トンのデコトラウィング車

プロローグ

アイリンは元暴走族「ニャ羽スター」のレディースリーダーで、深紅のフェアレディ240ZGを乗り回して、仲間たちから憧れられるマドンナ的存在だった。

しかし、父猫が定年退職を迎えたことをきっかけに、アイリンは父猫の後を継いで姫ドラに転身する決意を固めた。


アイリンの新しい相棒は、11トンの冷蔵デコトラ「アイリン丸」。

このトラックは、アイリンが父猫から受け継いだ大切な財産であり、新しい冒険の始まりを告げるシンボルでもあった。

そして今、全国のやっちゃ場を巡る旅が始まるのだ。


アイリンはデコトラ「アイリン丸」を駆り、全国のやっちゃ場を巡る旅に出発することにした。

彼女の目標は、各地の市場で出会う人々との交流を深め、地域の活気を感じながら新たな発見をすること。

この旅の中で、アイリンは自分自身の成長と、新たな仲間たちとの絆を築いていく。


アイリンは、夜明け前の静けさの中、アイリン丸のエンジンをかけた。

彼女のデコトラは、キラキラと輝くデコレーションでいっぱいで、どの道を走っても目立つ存在だ。

アイリン丸のボディには、山猫の迫力あるイラストが描かれ、その姿はまるで生きているかのようだった。


「今日は清水の市場に向かうニャン。たくさんの新鮮な魚が待ってるニャンね。」

アイリンはそう言いながら、目的地を確認した。

道中、彼女はさまざまな景色を楽しみながら走った。

田んぼの中を走る道、山々に囲まれた道、そして海沿いの道。

それぞれの風景が、アイリンの心を癒してくれた。


「次はどんな場所に行くのか楽しみニャン!」

アイリンは胸を躍らせながら、次の目的地を夢見た。

彼女の旅は、まだ始まったばかり。

これからどんな出会いや出来事が待っているのか、アイリンは期待と不安を胸に、ハンドルを握り締めた。


アイリン丸は「走る御殿」と呼ばれるほどの豪華絢爛な内装を誇っていた。

運転席に座ったアイリンは、まず天井の鏡張りに映る自分の姿を見て微笑んだ。

天井に取り付けられたLEDのシャンデリアがキラキラと輝き、車内を明るく照らしていた。

ダッシュボードはメッキ仕様で、光が反射してまるで宝石のように輝いていた。


アイリンが座るシートにはベロアの生地に山猫の刺繍が施されており、座り心地は抜群だった。

内張り全体は金華山張りで、高級感をさらに引き立てていた。

足元には土禁となっており、高級そうな柔らかな絨毯カーペットが敷かれていた。


両側のドアにはスピーカーが埋め込まれ、アイリンが好きな音楽をいつでも楽しめるようになっていた。

寝台部分は和風式の襖で仕切られており、畳式リクライニングベッドが設置されていた。

キャビン上部にも寝台兼居室が設けられており、アイリンは長旅の途中でも快適に休むことができた。


さらに、アイリン丸には冷蔵庫、レンジ、テレビ、パソコン、ナビ、CB無線、ドラレコレーダー検知付きなど、最新の設備が完備されていた。

「これでどんなに長い旅でも快適に過ごせるニャン。」

アイリンは満足そうに呟いた。

アイリン丸のエンジン音が、彼女の新たな旅の始まりを告げていた。

次回 第一話「父親猫が残したデコレーション」第二章 お楽しみに!!