暁の空来

時間が許す限り楽しい事が書ければそれで良いかと?

♥花 の 三 姉 妹♥

♥花 の 三 姉 妹♥ 序 章

 

序 章

 

夕暮れの空に、輝く星がひとつふたつと瞬き始めた。

 

全国を股にかけ、やっちゃ場を巡る姉妹猫がいた。

 

姉の愛花は、華やかに飾り立てられたデコトラ「愛桃丸」10トンを華麗に転がすドライバー。

 

妹の桃花は、愛花をサポートしながら一緒に旅をする助手である。妹の桃花も姫ドラ。

 

愛花はその日も、愛桃丸のエンジンを唸らせながらやっちゃ場へ向かっていた。

 

「今日もいい商売ができるといいニャン」と

 

愛花はハンドルを握りながら独り言を呟く。

 

隣の助手席では桃花が「そうだね、お姉ちゃん。今夜も頑張ろうニャン」と応じる。

 

二匹の猫は、小さな港町のやっちゃ場に到着した。

 

夕方の柔らかな陽光が、やっちゃ場の建物や積み上げられた荷物を黄金色に染めていた。

 

愛花はトラックを停め、桃花と共に荷物のチェックを始めた。

 

この姉妹は、全国各地を回りながらやっちゃ場で様々な品物を運び、商売をしていた。

 

愛花の運転技術と、桃花の俊敏なサポートがあれば、どんなに困難な道も、どんなに厳しい仕事も乗り越えることができた。

 

「次はどこへ行くニャン?」と桃花が尋ねた。

 

愛花は地図を広げ、次の目的地を指差した。

 

「次は東北地方のやっちゃ場だニャン。」

 

「新鮮な魚介類が待ってるはずだニャン。」

 

二匹は笑顔を交わし、再びエンジンを掛けた。

 

愛桃丸は力強く道路を駆け抜け、次なる冒険へと向かって行った。

 

ここから始まる、全国やっちゃ場巡りの旅。

 

デコトラ愛桃丸に乗った姉妹猫の物語が幕を開ける。

 

これからどんな出会いや出来事が待っているのか、それはまだ誰も知らない。

 

しかし、愛花と桃花の絆があれば、どんな困難も乗り越えられるだろう。

 

「行くぞ、桃花!」

 

愛花が叫ぶと、桃花は元気よく応じた。

 

「うん、お姉ちゃん!ニャーン!」

 

次のやっちゃ場での出会いを胸に、愛桃丸は夜の闇を切り裂いて走り続けた。

 

 

※※当ブログは素人の創作ブログです。誤字、脱字や物語の展開に不備があるかもしれませんが、ご理解ください。※※

 

次回 ♥花 の 三 姉 妹♥ 第一話 東北のやっちゃ場での出会い お楽しみに!!